日本歯科大学生命歯学部歯周病学講座 准教授
関野 愉
その性質ゆえに、初期は症状も少なく、かなり進行した状態ではじめて歯科を受診することもしばしばである。歯周治療では、まず基本治療としてプラークコントロールと歯肉縁下デブライドメントを中心とした治療が行われ、それで十分な反応がえられなければ歯周外科手術へと進んで行くが、形式的にはそれを理解してはいるものの、前述のように自覚症状が少ないなどのことから、いったいなにをゴールとして治療をしているのか迷っている臨床医も少なくないように思える。
また、現在、ざまざまな情報があらゆるメディアから簡単に得られ、逆に氾濫する情報から必要なものを得るための判断が困難になり、時には自己満足とも思えるような過剰治療が患者に押し付けられているケースもあるように思える。そのような状態を解消するためには、まずはやはり「エビデンス」に基づいた治療をすすめていくことが基本である。
今回は、世間に溢れているドグマを払拭するために、エビデンスに基づいた歯周治療について解説していく。
1991年3月 日本歯科大学新潟歯学部卒業
1996年3月 奥羽大学歯学部歯周病学大学院修了
1998年10月 日本歯周病学会 認定医
1999年10月 顎咬合学会 かみ合わせ認定医
1999年10月 イエテボリ大学歯周病学講座(スウェーデン) 留学
2003年7月 フォーサイス歯科研究所(米国)留学
2005年6月 イエテボリ大学大学院修了
2006年1月 東北大学歯学部予防歯科大学院研究生
2006年4月 日本歯科大学生命歯学部歯周病学講座 講師
2007年9月 日本歯周病学会 指導医
2011年4月 日本歯科大学生命歯学部歯周病学講座 准教授
2013年10月 日本顎咬合学会 指導医
4月 17 日 (金) 午後7時30分〜午後9時
上野ヨシダ
非会員の歯科医師 ¥ 5,000−
大学院生・研修医 ¥ 3,000−(身分証を提示)
歯科技工士・歯科衛生士 ¥ 3,000−
参加ご希望の方は、下記リンクから申込書(PDF)をダウンロードしてプリントアウトの上、FAXにてお申込み下さい。
※4月16日(木)までにご送信ください
FAX送信先 : 03-3982-4792
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