東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科歯周病学分野教授
和泉 雄一先生
歯周治療の究極の目標は、炎症によって破壊された歯周組織を健康な元の状態に回復させることである。
プラーク除去を中心とした原因除去治療では、疾患の進行を止めることは出来るが、破壊された歯周組織を完全に復元することは不可能である。しかし、近年の再生・修復治療の進歩により、その目標に近づきつつあるといっても過言ではない。
Melcherの仮説(1976)をもとにヒトで初めて新付着を獲得することに成功した組織再生誘導(Guided Tissue Regeneration – GTR)法、古くから行われている自家骨や他家骨,人工骨等の骨移植、さらに、歯の発生過程でみられるセメント質の誘導を基礎にしたEmdogainTM Gelが臨床応用され、良好な臨床成績を収めている。
また,露出歯根面の被覆や歯肉歯槽粘膜に対する治療法が歯周形成外科手術として注目されている.インプラント治療が広く行われるようになり,より良いインプラント治療の達成のため付着歯肉の獲得,GTR法の概念を応用したGuided Bone Regeneration – GBR法に関する手術の需要も高まっている.
こうした治療法は、いずれも歯周外科治療の一連のステップが基本となっている。すなわち歯周外科手技をマスターすれば他の手術も容易に行えると言っても過言ではない。
今回、上記を踏まえ、再生治療の理論と技術を解説する予定である。
▼日時
5月29日 (金) 午後7時30分~午後9時
▼会場
上野ヨシダ
▼会費
非会員の歯科医師 ¥ 5,000-
大学院生・研修医 ¥ 3,000-(身分証を提示)
歯科技工士・歯科衛生士 ¥ 3,000-
▼参加申込方法
下記リンク(PDF)を御覧ください。
↓
C.D.R.I案内H27.5月案内【申込書PDF】
プリントアウトの上、
申込書に必要事項をご記入の上、FAXにてお申込み下さい。
FAX送信先 : 03-3982-4792
コメントはありません。