
平成24年 第16期 2月講演会
インプラント治療におけるCAD/CAMのアドバンテージ
東京医科歯科大学 大学院医歯学総合研究科 口腔機能再構築学系
専攻摂食機能回復学講座
教授 塩田 真
CAD/
CAMはインプラント領域では主に補綴装置の設計や作製に関与して
、良好な成果を上げていることが認識されている。しかしCAD/
CAMの応用はそれに留まらず、顎骨模型やサージカルテンプレート
の作製あるいはシミュレーションソフトによる手術設計などを通し
てインプラント診療の多くの場面に関わっている。顎骨模型はイン
プラント診療の入り口である検査・診断に関わり、シミュレーショ
ンソフトは診療の方向を決定づける設計に関わり、サージカルテン
プレートは診療の要であるインプラント埋入手術の実施に関わり、
さらにCAD/
CAMによる補綴装置は診療の総決算である機能と審美の回復に関わ
っている。
これらはCAD/CAMが、コンピュータ内のバーチャル空間と手術場や技工場といっ
た実体空間を結ぶことにより可能になったものである。また、CA
Mによって技工工程の改善だけでなく技工環境の清潔化や集約化、
さらには低コスト化なども実現してきている。このようなCAD/
CAMの現状の一端を今回紹介してみたい。
*先月より会場が上野ヨシダに戻りました。
日時 : 2月17日 (金) 午後7時〜午後9時
会場 : 上野ヨシダ
会費 : 非会員の歯科医師 ¥ 5,000− 大学院生・研修医 ¥ 3,000−(身分証を 提示)
歯科技工士・歯科衛生士 ¥ 3,000−
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